運用商品を取り扱うためには、銀行や証券会社の口座を開設したり、よりお得に運用するためにクレジットカードを使用したり、様々なアイテムが必要となります。
ここでは運用アイテムの種類や選び方を解説して行きます。
運用アイテムの種類
銀行
お金を保管したり、他の口座へお金を振り込んだり、資産運用を始めるにはまず銀行の口座開設は必須になります。
従来からの一般的な銀行業務である普通・積立・定期といった預金商品はもちろん、最近では投資信託や保険も取り扱っています。
また、銀行そのものの形態も多様化していて、昔ながらの店舗での対面型を基本とする銀行や、インターネット上のみで取引を行うネット専業銀行、多少の店舗を保有しつつインターネットでの取引がメインの銀行など、様々です。
証券会社
株や債券,投資信託などを扱う場合は、証券会社の口座を開設する必要があります。
銀行でも扱っている商品はありますが、証券会社で扱っている数は圧倒的です。また、証券会社によってはFXや金・プラチナなども扱っているので、そのような証券会社を選べば銀行と合わせてかなりの種類の運用商品を扱うことが出来ます。
また、銀行と同様に店舗での対面型、ネット専業など、形態も多様化しています。
FX会社
証券会社でもFXを扱っている一方で、FXを専用に取り扱う会社があります。
FX専用の口座を開設した方が取引コストが低い、少額取引が可能、自動売買が可能など、FX専用の会社ならではの特徴を出しています。
金・プラチナ取扱い会社
元々金やプラチナなどの貴金属は、現物の取り引きから始まっているため、現物を取り扱う専門の会社があります。
純金積立や金ETFなどの商品であれば証券会社でも取り扱っていますが、地金やコインなどの現物を保有するためには専門の会社での取引が必要です。
仮想通貨取引所
仮想通貨を取り扱うためには取引所(もしくは販売所)に口座を開設する必要があります。
株や債券を取り扱うのが証券会社だとすると、仮想通貨の場合はそれが取引所(もしくは販売所)になります。様々な商品を取り扱っている証券会社でも、現状では仮想通貨の取り扱いはしていません。
取り扱う商品がインターネット上の「仮想」のものと言うこともあり、取引所(もしくは販売所)はネット専業の会社になります。
クレジットカード
運用商品を扱うのに必要なものではありませんが、お得に資産運用をするためには必要なアイテムとなります。銀行や証券会社との組み合わせによっては、金利や手数料が優遇されたり、クレジットカード利用のポイントが投資に使えたり等、様々なメリットが得られることがあります。
運用アイテムの選び方
① 候補となる銀行を選ぶ
普通金利や定期金利が有利とか、外貨に強いとか、手数料が掛からない等、それぞれの銀行の特徴の中から、ご自身が優先することを考えて候補となる銀行を複数選びます。
② 候補となる証券会社を選ぶ
投資信託の取り扱い商品数が多いとか、FXや金・プラチナも扱っているとか、ご自身が運用したい商品を考えて候補となる証券会社を複数選びます。
③ 銀行+証券会社でメリットのある組み合わせを選ぶ
①で選んだ銀行と②で選んだ証券会社の中で、組み合わせることで口座の連携や預金金利が上がる等のメリットを得られるものがあるので、その組み合わせを選びます。
④ ③の組み合わせにメリットのあるクレジットカードを選ぶ
クレジッカードを組み合わせることで、預金金利が上がったり手数料が低減されたり等のメリットを得られるものがあれば、そのクレジットカードを選びます。
特にメリットが得られないのであれば、クレジットカードはあえて選ぶ必要は無いです。
⑤ 必要に応じてその他のアイテムを選ぶ
銀行+証券会社でかなりの運用商品を扱うことが出来るので、その他のアイテムは扱いたい運用商品に合わせて必要に応じて選んでください。
まとめ
資産運用をするためには銀行と証券会社の口座開設はほぼ必須になります。また、クレジットカードを組み合わせることで、よりお得な運用が可能になる場合があります。
まずは運用の中心となる銀行+証券会社(+クレジットカード)を決めて、FX会社や仮想通貨取引所などの他のアイテムは、ご自分の運用に合わせて揃えて行ってください。